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マンション売却成功の秘訣!内覧で魅力を引き出す4つのコツと注意点とは?

マンションを売却する際には、内覧で好印象を与えることが大切です。内覧時に好印象を与えることができれば、買い手の購入意欲を高め、成約に結び付けることも可能になってきます。この記事では、内覧で買い手に好印象を与え、マンションをより高値で売却するための5つの具体的なコツを紹介します。

1. 第一印象をアップするための準備

内覧時の第一印象は売却に大きな影響を与えます。最初の数分間のファーストコンタクトで買い手が物件に感じるイメージは、その後の内覧や購入意欲に繋がるため特に重要です。

ここでは、第一印象を良くするために準備しておくべきポイントを解説します。これらを実践することで、内覧での好印象を確実に獲得しましょう。

1-1 玄関周りの清潔感を保つ

理想を言えば、マンションの外観やエントランスなどの共用部分の清掃や管理が行き届いた状態がベストです。

ですが、さすがに個人で共用部分の清掃まではできないので、せめて自分の意志でできる玄関前を整えることから始めましょう。

玄関前の共用廊下に泥汚れやほこりが落ちてはいませんか?ふと目についたそんな汚れが、マンション全体の印象を下げてしまうかもしれません。ササッと掃き掃除だけでもしておきましょう。

玄関ドアを開けて最初に目につく玄関スペースが最初の勝負所です。傘立て入っている傘はしっかりと閉じてスッキリとしていますか?靴が乱雑に散らかっていませんか?使わない靴はしっかりと下駄箱にしまって、できる限りスッキリとした玄関を演出することで、お部屋全体の広さと清潔感をアピールすることができます。

内覧者の第一印象を良くするために、玄関の印象は非常に重要です。

1-2 臭い対策もしっかりと

玄関は靴のニオイが気になるものです。

自分(家族)では感じない場合もあるので、消臭剤や消臭スプレーなどを使ってニオイ対策をきちんとして、イヤな臭いを消しておきましょう。

下駄箱には専用の消臭剤を置き、よく履く靴には靴用の消臭スプレーをかけたり、天気のいい日に陰干しをしておくのも効果的です。

靴のイヤな臭いは大幅な減点ポイントになります。しっかりと対策をしておきましょう。

2. 部屋の清掃と荷物の整理で好印象アップ

内覧前の清掃や整理整頓は、お部屋の価値を最大限に引き出すためには必要不可欠です。

キレイで整った室内であれば、買い手としては「すぐに住むことができる」と感じやすくなります。一方、汚れていたり雑然とした室内は、買い手の心証を悪くするだけでなく、売却価格にも影響を与える可能性も高くなります。

ここでは、内覧前にしっかりと部屋を整え、買い手に好印象を与えるためのポイントを解説します。

2-1 水回りの清掃を入念に

キッチンや浴室といった水回りは、特に買い手が注意して見るポイントです。

毎日使うキッチンでは、シンクや蛇口についた水垢、コンロや換気扇などに付着している油汚れなどには特に注意して掃除しておきましょう。

浴室の浴槽や壁、床などの汚れやカビもきれいに除去しましょう。

黒ずんだカビ汚れにはカビ取り専用スプレーを。鏡が曇って汚れていると浴室全体が古く汚く見えるので、専用の洗剤などを使ってピカピカにしておきましょう。

排水溝の汚れもイヤな臭いが発生するポイントです。排水溝にたまった髪の毛や石鹸カスなどをきれいに除去し、専用の洗剤を使ってヌメリや汚れを洗い流しておきましょう。

鏡や蛇口の水垢を除去しピカピカに磨くことで、買い手に「きちんと手入れがされているお部屋」という印象を与えることができます。

2-2 不要な物を整理し、広さを強調する

内覧時には、部屋の広さや収納力をアピールすることが重要です。

内覧者は、事前に間取り図でお部屋の広さを確認してはいますが、お部屋の散らかり具合によって広さの印象は異なります。

どれだけお部屋が広くても、荷物が多く雑然としていると実際よりも狭く見えてしまいがちです。反対に、それほど広くないお部屋でも、荷物を整理してスッキリとさせておくことで、間取り以上に「広く見える」ように印象付けることができます。

このように、内覧時にお部屋を実際以上に広くみせるためには、不要な家具や雑多な物を整理し、できるだけシンプルで開放感のある空間を演出するようにしましょう。

お部屋を整理する際に注意したいのが、クローゼットや押入れの中に無理やりに荷物を押し込むのではやめましょう。

お部屋の収納量を確認するために収納スペースの中を確認することもあります。その際に、無理に荷物を押し込んだ雑然とした収納スペースを見られてしまって「ここに自分の物を収められるのか?」と悪印象に繋がってしまう可能性があります。

クローゼットや収納スペースも整理整頓し、買い手が「これだけ収納スペースがあれば大丈夫」とイメージしやすくすることがポイントです。

3. 購入意欲を高めるインテリアと演出

内覧時にお部屋を魅力的に見せるためには、インテリアの配置や演出も重要です。

買い手がお部屋での生活を具体的にイメージできるように、家具や装飾品を工夫して配置しましょう。

ここでは、内覧者の購入意欲を高めるためのインテリアと演出のポイントを紹介します。

3-1 家具の配置を最適化し、広さを強調する

家具の配置によって、部屋の広さや使い勝手の感じ方は変わるものです。

例えば、リビングのソファの位置も、「実生活上ではこの向きが使いやすいけど、こっちの向きの方が部屋が広く見える」こともあります。家具の配置を工夫して、部屋全体に開放感を持たせましょう。

また、家具のサイズが大きすぎる、不必要な家具が置いてあるような場合には、適度に減らし部屋が広く感じられるように調整してみましょう。

3-2 照明で明るさと居心地の良さを演出

部屋全体の明るさは内覧時の印象を大きく左右します。可能であれば、内覧の時間帯は昼間の明るい自然光が差し込むタイミングに合わせるのがベストです。

難しい場合には照明を効果的に使い、部屋が明るく開放的に見えるように工夫しましょう。

暗い部屋や狭いスペースには明るい照明を追加し、全体的に居心地の良い雰囲気を作り出します。

3-3 室内の臭いにも気を配る

喫煙者にとってはタバコの臭いは気にならないでしょうが、吸わない方にとってはかなりイヤな臭いです。

また、ペットの臭いも気になりやすく、今は飼っていないとしても、過去に飼っていて場合に室内に臭いが残っている場合もあります。

キッチンの換気扇やコンロから漂う古い油の臭いも、他人からしてみると気になる臭いになってきます。

見落としがちなのが、カーテンに臭いが染みついている場合もあります。

内覧の際には、内覧者がゆっくりと室内を確認できるように室内の環境を整えて、お部屋の魅力を伝えられるようにする工夫が必要です。

窓を開けて換気をしておくのは当然ですが、カーテンを洗濯したり、消臭スプレーを使ったり。ふとした時に香る程度にアロマを使ってみたり。

室内の状況に応じての臭い対策を行うようにしましょう。

4. 内覧時にアピールすべき物件の特徴

内覧では、物件の特徴をしっかりアピールすることも大切です。

しかし、アピールすることに一生懸命になりすぎて喋りすぎるのも逆効果です。買い手が興味を持ちやすいポイントに絞って効果的にアピールしましょう。

ここでは、内覧時にアピールしておきたい物件の特徴について説明します。

4-1 立地条件と周辺環境のメリット

マンションの立地は買い手にとって購入を決めるうえでの重要な判断材料です。

買い物、医療、教育、レジャースポットなど、実際にその場所で生活をしてみないとわからないような情報を伝えることで、特にファミリー層には「ここで暮らすことでのメリット」としての好印象を与えることができます。

4-2 室内のリフォームや設備の充実度

室内のリフォーム歴や設備の充実度も買い手にとって大きな魅力です。

例えば、キッチンや浴室などをここ数年でリフォームされている場合などでは、その点をしっかりと伝えましょう。

また、床暖房やエアコンなど、快適な生活をサポートする設備も積極的にアピールすることで、お部屋の価値をさらに高めることができます。

5. 内覧時に注意したい5つのポイント

内覧時に好印象を与えるポイントだけではなく、注意するするポイントもいくつかあります。

ここでは、内覧時に売主として注意したいポイントを5つ見ていきましょう。

5-1 ネガティブな質問にも回答する

大切な家を探している購入希望者は、内覧している物件に関して細かい部分まで知りたいと考えるものです。そのため、車の音がうるさくないか、交通のアクセスは悪くないか、治安は悪くないか、お部屋に不具合はないか、どうして売却するのかなど、時としてネガティブな内容を含んだ、様々な質問をしてきます。

このような場合でも、問題点を隠したり、うやむやぜずにしっかりと回答するようにしましょう。ネガティブな回答は悪い印象に繋がる可能性もありますが、回答しないことで不信感を与えてしまい、より印象が悪くなってしまう場合もあります。

内覧者としても、全てにおいて100点満点の物件は無いのは承知しています。多少の問題点は隠さずに伝えることで好印象に繋がることもあります。

5-2 安易な口約束はしない

内覧の最中に、不動産会社の担当者を交えず、売主と内覧者の2者だけでの話し合いは避けるようにしましょう。

何の気なしに、その場の軽い気持ちでしてしまった「口約束」が、後々に「言った・言わない」のトラブルに発展する場合もあります。

話の流れで「この家具を置いていきます」「エアコンは置いていく予定です」などと答えてしまって後で後悔することのないように、うかつな会話には気を付けるようにしましょう。

5-3 積極的すぎるアピールは逆効果

お部屋のアピールは必要ですが、必要以上に積極的にアピールをするのは、かえってマイナスのイメージを持たれてしまいます。

積極的すぎるアピールは、内覧者に「売り急いでいる」と思われる可能性もあります。基本的なアピールポイントを話した後は、内覧者から聞かれた質問に対して答えるぐらいのスタンスでちょうどいいと思います。

5-4 仮押さえは受けない

内覧者によっては、お部屋を気に入った際にゆっくりと検討するために「仮押さえ」を提案する場合があります。

売主としては「買ってくれるのなら」との思いから、仮押さえを受け入れたい気持ちになりがちですが、実際には受ける必要はないでしょう。

安易に仮押さえを受けてしまうと、別の購入希望者が現れた際に契約することができなくなります。

「ゆっくり検討してもらって、他の人に獲られる前にご回答ください。」のスタンスで対応することが良い結果に結び付くケースがほとんどです。

5-5 その場での値段交渉は受けない

不動産の売買においての値段交渉は、ある程度は前提条件としてあります。ただし、内覧している最中の値段交渉には応じない方がいいでしょう。

そんなタイミングでの値段交渉は「これぐらいになったらいいなぁ」ぐらいの、軽い気持ちからの言葉であることがほとんどです。

不動産の交渉はそんな軽いものではありません。前述の「口約束」ではありませんが、後々で「言った・言わない」のトラブルを避けるために、必ず書面で行うものです。そもそも、その場に同席している不動産会社の担当者が止めるはずです。

何事も、その場の雰囲気での言葉には惑わされないように注意をしてください。

まとめ

内覧時のお部屋の印象はとても大事です。今回お話ししたいくつかポイントに気を付けて対応することで、マンション売却を成功に近づけることができるはずです。

少しでも良い条件で売却できるように魅力を存分にアピールして、契約を目指しましょう。



この記事を書いた人


 エイチ・コーポレーション 代表:林  裕 地


【経 歴】
住宅リフォームの営業を経て不動産売買仲介会社に転職。エイチ・コーポレーションを平成26年に開業。

結婚のタイミングで新築マンションを購入。その後の子育てや離婚、マンションの売却を経ての中古マンション購入など、実体験に基づいての様々なご提案ができます。

保有資格:宅地建物取引士/ファイナンシャルプランナー/福祉住環境コーディネーター など

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