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夫からの熟年離婚の申し出…妻が気づかなかった理由とは

最近は熟年離婚が増えてきているみたいです。離婚というと妻側から言い出すケースが多いように感じられますが、夫側から言い出すケースも当然あり、その場合、妻としては「なぜ?」という疑問が頭をよぎるようです。今回は、実体験と、離婚経験者同士での笑い話の中で出てきた、夫側から離婚を申し出た際の妻が気づかなかった理由を書いていきます。

1. 離婚=浮気ではない

夫から離婚を切り出すと、まっさきに浮気を疑われますが、男がみんな浮気をするとは限りませんし、女が浮気をしないわけでもありません。

男女問わず、浮気をするタイプを考えてみましょう。

1-1 浮気しない人もいる

男女問わず、絶対数としては浮気や不倫をする人の方が多いとは思います。ただ、浮気をしない人、浮気ができない人がいるのも事実です。

以前にラジオであるタレントさんが「こんな人は浮気しない」と言っていたのが

・めんどくさがりの人
・不器用な人
・出不精で引きこもりがちな人

この3タイプを上げてました。

それぞれの理由付けが独特で面白かったのですが、

 めんどくさがりの人 同時に複数の相手に対して優しくしたり、気を使ったりすることができない

 不器用な人 ウソをつくことが苦手で、自分でも苦手だとわかっているので、そもそもウソをつかなければいけない状況に自分を追い込まない

 出不精で引きこもりがちな人 他人と会う機会が少ないので、浮気をするチャンスがない

こんな感じの説明でした。

しょせんラジオのトーク番組での話しなので、この内容が正しいとは言い切れませんが、聞いていて「なるほどなぁ」と思ったものです。

あなた自身や、あなたのパートナーは当てはまりますか?

1-2 でも、浮気する人の方が面白い

浮気をしない人の条件が上記の3つであるならば、浮気をする人は、その反対の性格を持っているのでは?

すなわち、

・マメな人
・器用な人
・にぎやかな場所が好き

こんな感じになりますかね。そのものズバリ「パリピな遊び人」です。

誰にでも優しく、流行りにも敏感で、一緒にいて楽しい、いわゆる「モテ男」でしょうね。

こういう人と結婚する人は、「こいつは結婚しても浮気するんだろうなぁ」と思って結婚する人も多いのではないでしょうか。

なので、こういった夫婦の離婚原因として「浮気」が問題になることは少ないと思いますが、いかがでしょう。

2. 夫から離婚を申し出る理由とは

浮気が離婚の原因でないのであれば、どういった理由で夫が離婚を申し出るのでしょう。

実体験や、経験者同士での笑い話の中で出てきた理由としては

・ATM扱いに我慢の限界
・会話がない
・老後を一緒に過ごしたくない

この3つが多く聞かれました。

2-1 ATM扱いに我慢の限界

「妻から思いやりの気持ちが感じられない」なんて言うと、妻からは「それはお互いさまでしょ?」と言われイライラするかもしれませんが、確かにお互いに思いやりの気持ちが少なくなっているのは事実でしょう。

ですが、「ウチの夫はATMだから」と言う妻はいても、「ウチの妻はATMだから」と言う夫はいないと思います。

男なんてバカで正直で頑張り屋さんが多いので、「自分の稼ぎで家族を養っていく」覚悟を持ち、潜在的には「家族のATM」としての役割を自覚している人がほとんどだと思います。

ですが、それを妻から露骨に言動にあらわされると、男としてのプライドが傷つきます。

普段は会話もないくせに、何か買いたいものがあったり、お金が必要になった時にだけ頼られると、「オレはおまえのATMじゃないっ!」となるのも致し方ないでしょう。

「楽してお金を稼いでいるわけじゃない」とか、「振ればお金が出てくる打ち出の小づちを持っているわけじゃない」なんて言葉を何人の人から聞いたことか。

「亭主元気で留守がいい」と心の中で思うのは勝手ですが、それを臆面もなく態度にだすアホな嫁は、とっとと離婚されて当然です。

2-2 会話がない

結婚して子どもができて、何年もすれば必然的に会話も少なくなるものでしょう。

「会話がない」ことよりも「会話を避ける」「会話を拒否する」態度が問題だと思います。

・目を合わせない
・スマホやパソコンを触り続ける
・同じ部屋で過ごさない
・過ごす場合でも距離をとる  等々

「話しかけるなっ!」オーラを全身から醸し出すようになったら、それこそ一緒に暮らす意味がないです。

2-3 老後を一緒に過ごしたくない

結婚前に一人暮らしをしていて自活する能力のある旦那さんからは、「この先ウン十年もコイツと暮らし続けたくない」という声も聞かれます。

「考えたら吐きそうになった」って言った人もいて、「分かるわぁ~」って笑いあったこともありました。

歳をとって体が弱り、介護や看病が必要になった時に、自分が面倒をみるのはもちろん、面倒を見られるのもイヤって思うようになってしまうこともあるんです。

時々街でみかける、70歳、80歳になっても手をつないで歩いている老夫婦は、この上なく幸せなご夫婦だと思います。

3. やり直すなら早いほうが

メリット・デメリットではないですが、心底から「ダメだっ」と思ってしまった結婚生活ならば、すこしでも早めに離婚を決断するほうがいいのではと思います。

3-1 経済的リスタートがしやすい

離婚をするのであれば財産分与が発生します。

持ち家の夫婦であれば、自宅を売却して住宅ローンを完済しなければいけません。

マンションでも戸建てでも、基本的には築年数が経てば経つほど売却は難しくはなっていきます。購入して20年ぐらいの1番中途半端な時期に売却するよりも、5年~10年の「築浅」の時期の方が成約も早くなります。

自宅以外の財産分与でも、夫婦の預貯金や年金や退職金などの分割も、婚姻期間が長くなればなるほど金額も大きくなり、分割するのにも双方の思惑がからんできて難しくなるでしょう。

なにより、将来を一緒に見通すことができないような相手と同じ空間で過ごすのは苦痛以外の何物でもありません。

3-2 気持ちの切り替えもしやすい

どんなに嫌いな相手であっても、実際に離婚をすれば心にキズを負い、生活環境にも変化があります。

歳をとるとケガが治りにくいように、歳をとってからの離婚は、実生活をリセット・リスタートするのにも時間が必要になってきます。

年齢が若ければ、気持ちの切り替えや、新しい人間関係に対しての対応も柔軟に捉えやすく、将来に対しての選択肢も多くなります。

3-3 慰謝料案件の発生確率もアップ

イライラからのDVやモラハラ。もしくは浮気など。

離婚を考えながらのモヤモヤ・イライラした気持ちで婚姻生活を続ければ、慰謝料案件に結び付く可能性も高くなります。

「子どものことを考えると」と離婚を躊躇していたとしても、そんな環境になってしまった方が子どもにとっては迷惑です。

より一層に問題が複雑になる前に、早めに決断をしてしまった方がいいと思います。

まとめ

「離婚=男が悪い」的な風潮がありますが、子どもがいる男が離婚を決断した理由とはでも書いたように、夫には夫の言い分や考えがあります。

一時の感情にまかせて離婚するのはダメですが、自分の中で熟慮を重ねた結果の離婚であるならば、早く相手に切り出し、お互いに新しい人生を歩んだ方が建設的だと思います。

財産分与や自宅の売却など、お金に絡むことがたくさんあり大変ではありますが、相談やお手伝いが必要になったらお気軽にお問い合わせください。実体験に基づいてのアドバイスを交えて、お役に立てるように頑張らせていただきます。



この記事を書いた人


 エイチ・コーポレーション 代表:林  裕 地


【経 歴】
住宅リフォームの営業を経て不動産売買仲介会社に転職。エイチ・コーポレーションを平成26年に開業。

結婚のタイミングで新築マンションを購入。その後の子育てや離婚、マンションの売却を経ての中古マンション購入など、実体験に基づいての様々なご提案ができます。

保有資格:宅地建物取引士/ファイナンシャルプランナー/福祉住環境コーディネーター など

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